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旅のはじめに

アジアの東に位置し、6,852の島々が南北に長く連なる日本。
小さな島国ながら、多様な気候を持ち合わせ、そこでめぐる四季のなかではさまざまな動植や植物が生を謳歌しています。

そんな豊かな漁場と土地を背景に、日本人は各地に固有の食文化を生み出してきました。
おそらく、世界で最も豊かな食文化をもつ地域のひとつといえるでしょう。
そしてその土地で育まれた食材や食文化は、陸路や海路を発達させながら列島の各地に運ばれ、新たな土地でさらなる発展を遂げました。
その道は、「鯖街道」「塩の路」「シュガーロード」など、運ばれた食材にちなんだ名前がつけられて今に残っています。

そのひとつが「昆布ロード」。鎌倉時代から庶民に食されてきた昆布は、日本の食文化に欠かせない「出汁」の材料でもあります。
北海道が主要産地ですが、海上交通が盛んになった江戸時代には北前船により南端の沖縄にまで輸送されるようになりました。
昆布がもたらされた地域では、その地の特色に応じた出汁が生まれ、基本の味が確立されてきたのです。昆布ロードは、日本の食文化を広げた道でした。

このように私たち日本は、その地域で育まれた固有の食文化、作り手の技、そして哲学を持ちあわせており、これこそが、世界に誇れる唯一無二のものではないでしょうか。
無形価値と有形価値。伝統食品の新たな価値創造。その先には地域にあったかいお金が循環し、そこには新しくもどこかしら、懐かしい未来が待ち受けています。

さあ、昆布ロードの出発点である北海道から、多彩な伝統食材をめぐる旅を始めましょう。

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